慶應幼稚舎など学校説明会を終えて・・・

12日(土)慶應幼稚舎学校説明会をもって各学校春季の学校説明会は
ひと段落致しました。残るは秋の説明会になります。

学校説明会の活用については、何度かこの日誌で取り上げさせて頂きました。
本日は学校説明会を終えたこの時期の整理事項として願書について少し触れます。


2007年慶應幼稚舎の願書裏面には
1.事由記入欄(志望理由、お子様の様子、家庭の方針を記入)が800字強
2.お子様を育てる上での福沢諭吉の思想に共感する点を500字程度

記入する欄がありました。
今年度は記入項目を変更してくるとは思いますが・・・・

早稲田実業でも自由記入欄800字程度あります。
その他各学校、記入字数、項目にだいぶ相違があるものの、
願書に”想い”を伝える項目は必ずあります。

複数校受験なさるご家庭にとって、願書記入は一大作業です。
直前期になりますと、どの学校に対しても同じような願書に仕上がってしまいます。

そこで、この時期やって欲しいことは2つです。

1.志望理由についてまとめる。単にパンフレットの抜粋にならないように、
学校説明会で心に残ったお話や、校舎の雰囲気をいくつか箇条書きでピックアップしておいてください。
複数校説明会参加された方は各校の違いについてもまとめておくとよいでしょう。

各校、教育理念や指導方針があるかと思います。そのなかでなぜ、
その教育理念になったのか掘り下げて考えて欲しいかと思います。
先の福沢諭吉の思想であれば、思想(アウトプット)に対する共感内容だけでなく、
福沢諭吉の”思想”をつくりあげる元(インプット)になった事由を考えてみてください。


2.お子様の長所をまとめる私たち講師のもとにも毎年願書についてご相談があります。

お子様についての記入項目について、講師間などで打ち合わせを
しますと、本当にそうかなあ?とか他にもあるが・・・と思うことがあります。

”たちばな”においては他の大手教室とは違い「個別指導」と
一人一人に目が行き届く「少人数制行動観察」の教室であるため、
お子様個々の長所やお友達との関わりによく目がいきます。

ご両親が挙げてきたお子様の特徴とまた違ったよい点を挙げさせて頂くことがあるのです。


長所などはご家庭だけではく、ご親戚、幼稚園の先生、私たちのように幼児教室の先生などの視点も取り入れたほうがよいかと思います。

基本的には長所とはその子供の行動パターンにおけるよい点です。
ということは、お子様における社会(ご家庭、幼稚園、ご近所)の視点から考えることが必要となります。