小学校受験におけるサンタクロースの存在

師走になりました。
先日教室に昨年度の受講者の弟さんが来られたのですが
しばらくお会いしていない子供の成長を目にしますと1年は
本当に早いなあとつくづく感じます。

12月といえばクリスマスです。
お父様、お母様、そろそろプレゼントの準備をお済でしょうか?

ここで質問です。
サンタクロースを信じていましたか?何歳頃まで信じていましたか?

確か、私は小学校3年くらいまで信じていたような気がします。

レッスンでもサンタクロースの話題はたまに出ます。
「最後まで先生の話を聞けない子はサンタクロースも願いを聞いてくれないかもよ」
と言いますと、ピンと背筋が伸び先生の話に集中します。

サンタは小学校低学年くらいまで信じている子供が多いようです。

もちろんサンタクロースは想像上の人物です。


就学前後の時期ともなりますと現実と想像の世界を区別する力を子供は持っています。
レッスンでもそうですが、ごっこ遊びを楽しんだりできるのは、
現実は私(僕)は私だけれども、
今はお母さんの役割を演じていると理解しているからなのです。

子供にとって、ごっこ遊びの重要性は、現実と想像の世界を
区別することを通じて、創造力の養成に役立っているのです。

先日テレビである脳科学者が、子供達が「鬼ごっこ」をしていて、
鬼からタッチされても無敵な「バリヤ(透明人間)」などの
新しいルールを作りあげることは、子供にとって新しいコミュニティを
創造する上でとても意味のあることだと発言していました。
この点はテレビゲームの世界では作りあげることは難しいですよね。
やはり、子供は外でお友達と遊ぶことに意味があるのです。


園児はサンタクロースを現実と想像世界の区別なく信じていると思います。
子供が頑なにサンタクロースを信じる背景は大人の影響があると思います。
周囲の大人がサンタクロースを信じる態度をとっていると子供も信じる傾向にあります。
私達大人もサンタクロースは実在して欲しいという気持ちは強いですよね(笑)



大人がものごとをまっすぐ信じる態度。
子供ができるようになることを信じ続けること。
子供の成長には欠かせないと思います。

事務局:土屋雅俊