学力向上にむけて幼児期からの習慣

明日21日は全国小中学校学力テストが行われます。
国・公立小中学校は小学6年生、中学3年で全学校
私立学校では、5割程度の学校がテストを受験するようです。
復活してから3年目になるこの試験。様々な課題点が挙げられています。

その講評は私が述べるべきことではないかと思いますが、
そもそも「ゆとり教育」の見直しから「諸外国に対抗できる学力UP」を
目指した試験制度であることは確かではないでしょうか?

学力向上を目指す場合、進んで学ぶ子にする習慣を育むことが一番すべきことであると私は思います。
低学年までに身につけたいことではありますが、既に幼児期から実践しておくべきこともあります。

1.食事や、歯磨きなどの前後に学習時間をつくる。
講師のもとにはよく保護者からペーパー対策について質問を受けますが、
解かせ方も大事ですが、いつ行うかも重要です。ベストな時間帯は
朝食の前などに行うのが理想ですが、特に幼児期のお子様にとっては
30分でも集中して問題に向き合うことが困難な場合があります。
食事の前後、お風呂の前など10分づつ3回に分けて行うなども必要です。

2.たくさん本を読む
基本的に読む力が育っていない子は成績が伸びにくいです。
これは将来理系の分野に進んで欲しいと思っていても同様です。
幼児期の場合、自分から率先して読むことは難しいかと思いますので
絵本の読み聞かせなどがポイントです。
また、子供さんが興味を持っている分野の本などは多少難しいと思っても
購入してあげるとよいかと思います。歴史のお話などから、簡単な伝記など
を読ませるのもよいかと思います。

3.生活実体験から学ばせる習慣をつける
「おやつのケーキを4等分したいのだけど・・・・」と言いながら子供に等分の概念を学ばせる。
お風呂にお湯を貯める時間を計らせ、半分の量を貯めるには何分かかる?など
実生活の中で、知識や数字に触れさせることが大切です。

たちばなでは、毎回のレッスン時にカレンダータイプの出席カードにシールを貼らせる習慣があります。
たまに忘れてくるご家庭もおりますが・・・・
出席カードにシールを貼るという一連の動作は実は子供に習慣化を意識付ける最もたる手段であることはいうまでもありません。

事務局:
教育カウンセラー土屋