夏休みの過ごし方

14日(土)に「夏休みの過ごし方」の無料勉強会を開催しました。

お父様、お母様夏休みのご予定はお決まりでしょうか?
年長児のご家庭においては、夏の40日間、幼児教室の夏季講習で全て予定が一杯という方も
いるかと思います。

勉強会では、過去の子供さんの状況などを振り返って、ご両親としての心構えをお話させて頂きました。


毎年、夏休みの40日を境に上昇していく子供さんと下降していく子供さんがいます。
上昇すればよいのですが、下降したら大変です。
40日の夏休みの倦怠感は、元に戻すのに同じ時間40日かかります。
つまり10月中旬です。また戻った状況から上昇していくのにも数十日かかります。

このことを考えますと、10月下旬、神奈川の試験日の学校には夏の倦怠感が戻るくらいに本番を迎えること
になったりします。
(場合によっては倦怠感を引きずるまま試験に突入、そのまま東京の受験校までも引きずる傾向も)


本来、小学校受験とは、歳相応の生活力、家庭でのシツケが合否に直結する試験です。
幼児教室の立場でいうのも変ですが、大いに遊んでください。

日頃から何の準備をしていない人が遊び呆けるのは不安ですが、着々と準備している
ご家庭では、数日遊んでも問題ありません。
お盆に帰省されることもよいでしょう。
海外旅行でも、子供向けのキャンプに参加されることでもよいと思います。

よく旅行先までペーパーを持っていくご家庭の話を聞きますが、
旅行行ったときは、一切させないでほしいと思います。
それよりも、日常と違う環境、景色などから学ぶことがよっぽど受験対策としては必要です。

生活のリズムは保って頂きたいですが・・・・


さて、この時期、ご両親においても不安定な時期です。
うちの子供は何度やっても理解できない!と焦ることなどもあるかと思います。

一番気になることは、子供は想像以上に親の表情を伺っているということです。
親の焦りは、子供に伝染します。

先日個別レッスンの年中児お子様が、教室に入ってくるなり動揺しており、
最後まで気持ちが落ち着かないことがありました。

お母様に詳しく理由を聴くと、教室に車で向かう途中に、警察の検問を受けたとのこと。
大人にすれば、警察の検問をよくやっていることだと流せます。しかし子供にとっては、
お母さんが警察とやりとりしていることは、逮捕されてどこかに連れていかれてしまうくらい
の恐怖に感じたことだったと思います。

親だって、気持ちの焦りや、イライラをすべて見せないでいることは難しいと思います。

しかし、1日1回、お風呂に入る時や、寝るときなどに抱きしめてあげるなど
甘える機会を与えてあげて欲しいと思います。


大人は週末にストレス解消すれば、次の週から仕事に精を出せるかもしれませんが、
子供は週末までは待てないものなのです。