志望校を決めるとは

前回の日記では「学校説明会」について書かせて頂きました。
学校説明会は志望校を決定する重要な材料となりますが、
「志望校を決める」ということについて考えていきたいと思います。
Q.志望校を決める時期はいつですか?


A.遅くても年長児の夏くらいが目処でしょう。
兄弟が入学している、親御さんの母校であるといった理由から早くから決定しているケースもあると思います。
また早くから夢を抱いているケースもあると思います。
しかし、受験する学校と志望校とは違ってくるということを理解しておくべきだと思います。
具体的には、志望校と他の受験校との考査日が重なっていることなどあります。
また年少児、年中児などは、この先、子供の出来る分野も広がっていくということがあり
お子様の適正と志望校を決定してしまうには早いという考えもあります。
Q同じマンションのお子様が合格した学校が素晴らしいと思うのですが・・・・


A.在校生の父母からの情報は貴重な情報ではあります。
しかし、どの国立、私立小学校でも行かせているご家庭にとっては”一番”ではあります。
各学校が特色のもと選抜された子供を預かっているという観点からもマッチしていることは当然のことと言えます。
ですからご近所やご友人の情報だけにクローズアップされてしまうのはあまりに危険です。その学校の教育方針が
ご家庭とあっているのかを考えて頂きたいと思います。

Q志望校を決める基準は?


A.親の希望やプライドなどあるとは思いますが、
基本的には各学校に説明会や行事、登下校の状況を足蹴なく通って
学校の教育方針や環境などをよく見てきてください。
ご家庭の教育方針を改めて確認しておく必要があります。
例えば、エスカレータ式の学校に入学させて、中学、高校受験をさせたくない!と思われる方も
いるかと思います。しかしその基準だけで選びますと、例えば奉仕教育などの学校生活に
入学後に困惑するケースもあります。
また第一志望だけに拘るって決断をするのはやめましょう。
複数受験される方も多いかと思います。
第一志望に拘りすぎて、その学校の対策だけに専念しすぎますと、
第二志望以降の学校受験の際には傾向が違った試験が出題されることがありますので、
偏った対策に陥りやすいかと思います。また子供さんを潰してしまうことにも成りかねません。
結論です。
志望校とは、教育方針(宗教色など)や、自宅からの距離、中学以降の進学率、学費などを統合的に判断していきます。この時期はまずは数多くの学校を知ることです。
その上で、幼児教室の先生(プロ)と出題傾向やOB、OG情報、本人の現時点の特性を把握しておくことです。
小規模教室のたちばな会。この時期第2回目の定期面談を行い、保護者様と情報を提供している最中であります。