青山学院、早稲田行動観察からみた姿勢など

東京都のゴミの分別方法が区ごとに対応が変わるという話題を先日耳にして気になったこと。
卵のパック(プラスチック)が可燃物になる自治体とそうでない自治体が出てくるようです。
大人の我々でも分別については非常に迷ってしまいます。
しかし、ゴミの分別については青山学院などのように行動観察の試験などにおいて出題される学校も多々あります。
おやつを与え、そのときに出たゴミを分類ごとのごみ箱に正しく捨てさせるという内容のものです。
ペーパーにおいても似たような内容を出題する学校がありますが、考査する側も困るのではないでしょうか。
また、早稲田実業の行動観察では、手を水道水で洗わせ石鹸でゴシゴシしている間に、「水を出したままにしていないか」を見ているようです。
また、出したままの子供さんには先生が近寄り、「水を止めたほうがよいけどどうしてかわかる?」などと問いかけて、反応をチェックしているなど。
昨今の行動観察試験においては、どの学校でも集団の中でのルールを守れるか。人の話を聞けるか。思いやりをもてるか。協調性があるか
などを非常に重要視している傾向にあります。
先のゴミの分別や水道の問題などは、試験に出題されるからということではなく、日ごろからの取り組みが大切になってきます。
物を大切にする姿勢が身についているかということがポイントになってきます。
面白いことに、この姿勢は試験のどのような場面でも顕著な行動となって現れやすいものです。
スーパーに買い物の際のエコバックの持参。牛乳パックの分別回収。
お風呂の残り湯の洗濯水利用、エアコンの設定温度の調整。など
資源節約、リサイクルの取り組みは我々大人も意識すると共に、子供にも日々の生活の中で
体得させていくことが必要になってきていると思います。
日常の生活マナーを家庭の協力のもと徹底して指導していくことが必要と改めて認識しました。

事務局 土屋雅俊