早稲田実業、立教小学校など今年度試験状況

今年度の試験も架橋になってきました。
2次募集や国立小学校に関しましては、これから試験を迎えますが、受験してきた幼児から試験内容を聞き取りしておりますと、今年度の傾向は大まかに以下のようです。


1.一度に考査する人数が少人数化されている。

控え室では1つの教室に20人程度の受験者と保護者が控えているが、
行動観察などの考査は早稲田実業立教小学校、玉川学園など四人一組や五人一組
など少人数制でじっくり選考するケースが多い。

昨今、小学校のクラス編成においても少人数化されてきていることも影響しているかもしれませんが、お子様ひとりひとりの個性を十分見極めたいという思いが強いのではないでしょうか。
2.行動観察重視傾向が強い。またペーパーにおいては量をたくさんこなさせるというより記憶を問う問題や、問題から状況設定などを想像させる応用力を問う問題が多い。

1つの設問から「なぜそう思うのか?」などの問いや、渡された課題を子供なりに状況設定しないと解けない問題などが増えてきています。
ちなみに立教小学校においては、
最近慣例化しています絵本を使った問題が今年も出題されています。
アナグマのもちよりパーティ」という、絵本から、登場人物の記憶や、
登場人物の気持ちを問う問題が出題されたようです。

3.基本的な生活習慣が問われる。


受験者数の増加からか、控え室での待ち時間が多い。
1時間近く待たせるケースもある。控え室での言動なども
また、運動などにおいては、「バナナ鬼」(早稲田実業出題)など、比較的簡単なルールでの遊び(運動)
だがルールをきちんと聞けているか、一緒に協力体制や声がけができているかを丁寧に考査していると思われます。
学校ごとの出題特色は依然見受けられるものの、どの学校においても面接も含めて、
日ごろの家庭での家族のあり方を細部に見たい傾向がうかがえます。
たちばなとしましては、今年度の傾向を元に、個別レッスンにおいても集合レッスンにおいてもお子様ひとりひとりの行動の原点や長所をキメ細かく分析し、今年度もより具体性あるカリキュラムを構築したいと思います。