お受験対策の為だけの学習ではいかがなものでしょうか

年長児のご家庭にとっては、本番まで40日程度に差し迫ってきましたが、
秋の行楽シーズンの時期がやってまいりました。
園児をお抱えのご家庭において、紅葉狩りなど行かれる予定がおありでしょうか?
ぜひ、家族団欒みずいらずこのような体験を大切にして頂きたいと思います。

少し前のことですが、受講生のお母様から
夏休み、2週間のハワイ長期旅行に出かけられた時の話を伺いました。
様々な思い出話と同時に少々気になることがひとつありました。

旅行中にお受験対策のひとつとして、「季節カード」を持参したようです。
旅先のホテルで、スイカ→夏の風物詩、イチョウの葉→秋の風物詩などと
カードを見せながら学習していたとのこと。
季節カードによる学習などはもちろん大切です。

しかし、日本と違う海のスケール、そこに居る外国人の方々、買い物のやりとりなど
日本と違う環境の中でお子様が体験、感じえたことを体験学習として
その場で取り上げて欲しかったと思っています。

「海」の絵画製作から「お話作り」をさせるなど。
ちなみに学習における記憶力ということでいいますと、子供に記憶は長期間残りません。
3日前の出来事などは忘れてしまいます。しかし、実体験が伴った楽しい記憶など
は3日以上経っても覚えているものです。例えば、山里での昆虫採集や田植えの
体験などがそうです。
このような体験をお子様の記憶にきちんと残させてあげることが大切です。

慶應幼稚舎を受験された保護者様からよく耳にすることばがあります。
「あんなに一生懸命、製作や運動など対策する必要がなかったかも・・・」
確かに、受験された子供さん自身も、試験の感想を尋ねると
「すごく楽しく遊んできたよ」と笑顔で答えるケースがよくあります。
ところが、状況を事細かに聴くと、たとえば、ワーク「おばけ体操」の最中に
「今日はここまでどのようにやってきたの?」とか
「お父さんとはいつもこのような遊びをしているの?」など事細かに質問
しているようです。
試験官はこの会話の中から、お子様本人が日常の生活、体験から身について
いる感性や知識を探ろうとしているのです。

何度か取り上げておりますが、
小学校、幼稚園受験は他の受験と違い、「カテイ」を見られる試験です。
カテイとは・・・「過程」と「家庭」の2つです。
受験対策のための学習、面接対策のための「志望動機固め」では難しいです。
「カテイ」が試験管に見えてこないからです。

たちばなが大切にしていること。
それは、お子様が慶応幼稚舎や早稲田実業などを志望していてとして、
お受験の結果がゴールではなく、その先の小学校生活を健全に迎えられるような
「カテイ」を大切な教育を実践しております。

さて、11月より新年度を迎えます。
当会にご興味を頂いた方は、まずはお子様の現状に即した上での体験入学を
準備させて頂きます。
お受け頂き、私どもの指導方針を十分ご理解頂いた上で入会頂くシステムを
とっております。

体験入学は随時実施しておりますが、
個別指導中心という体系から定員については厳格にさせて頂いております
空き状況は年度替わりの時期が、比較的ございますので
お早目にお問い合わせくださいませ。

たちばな会 事務局