私立学校における奉仕教育など

東京都教育委員会が全国で初めて、今年から都立高校全282校で「奉仕」を
必修科目にしたことはご存知でしょうか?

夏休みも終わりも終わり学校がスタートしましたが、
多くの都立高校1年生がこの夏休みに奉仕活動を実践したようです。
受け入れ先を探すことや、日程調整をすることに大きな課題があったようです。

さて、私立学校、特に横浜雙葉田園調布雙葉、聖心女学院、白百合などの
カトリック系の学校においては、当然のことではありますが
小学校低学年の頃より、教育の中に奉仕の精神を教え、実践しています。
学び舎である校舎の掃除などから、校舎内のゴミを減らすことなど、
ゴミ問題など環境問題を考えさせます。
中学、高校ともなりますと、各施設などに出向いてのボランティア活動や、
カンボジア、フィリピン、タイなどの海外学習においても、奉仕について
教育を行います。

志望校を選ぶ際には、このような奉仕活動や方針も十分に検討材料に
してもらいたいと私どもは思っております。

そもそも、奉仕活動とは「言われたから・・・とか、必修科目だから・・・」
ということでは力がこもっていないように感じます。
小さいときから、少しずつボランティアのことを考えさせ、自発的な気持ちを
育てることが必要ではないでしょうか?

各私立学校においても、この点を十分意識して教育しております。また、自発的
に「人のために、世のために」という精神を持ち合わせているご家庭の方に入学
してもらいたいと思っているでしょう。

以前にもこの日記で書かせていただきましたが、子供たちにとっては
ご家庭でのお手伝いこそが人が支えあって生きている認識し、
自発的に「自分が周りの人に何ができるか」を考える力を養う機会では
ないでしょうか。


たちばな会 事務局 
土屋雅俊