男性指導者としての関わり

私は、「事務局」の立場として、普段実務に関わっております。

一方で、講師が保護者にマザーリングしている際には、アシスタントとして製作に関わったり、集合行動観察クラスにおいては運動の模範を見せたりアシスタント業務を行っております。

さて、子供たちにとって私の役割を振り返ったときに「男性」という観点からその重要性を感じます。

近年、保育園、幼稚園などにおいて男性保育者の割合が増えつつあります。
しかし、全体からみればその数は1%にも満たないとのこと。
全国の幼児教室を見てもやはり男性指導者の割合は少ないようです。

給与面など待遇の問題等様々なようですが、
お受験対策において男性指導者の役割、必要性は大いにあると私は思います。


男性が保育(お受験対策)の世界にいるか否かによって、
保育内容や実務、子供のアプローチの仕方が変わってくることはないと思います。

例えば、男の先生がいないことにより、「運動遊び(指示運動対策)などがない」逆に「男性だから細かいところに目が行き届かないのでは・・・」
など賛否両論がありますが、そもそも指導内容とは、性別を超えて一人間性として、子どもと正面から向き合い、子どもを受容することではないでしょうか。


私はそれよりも「父性」「父親」としての役割があるのではと思っております。

昨今日本のお父様は、仕事の忙しさからか子供と接する時間は減少しています。
ある調査によると1日平均で3時間とれればいいそうで、先進国の中でも下位クラスです。

このような状況の中で、小学校にあがるまでのお子様は圧倒的に父親などの親世代の男性と接する機会が少ないことはいうまでもありません。

男のお子さんにとっては男性としてのよきモデルになること。
女の子さんにとっては女の子の憧れになること。
子供たちに負けないぞ!というよい意味での競争力を持たせる存在であること。

私個人の個性を発揮しつつ、男性だからこそ与えることができる場の空気を大切にやさしくも厳しくも関わっております。


彼らが、お受験を終え、無事小学校にあがった際には、男性の先生と日常的に接していく必要があるということを十分意識した上でのことです。

お父様!
9月9日(日)10:30より12:00まで本年度3回目の保護者勉強会が行われます。
「父親の役割・願書の書き方」について行います。詳細はHP新着情報からご確認ください。
この機会に父親の役割を各ご家庭で再確認いただき、家族全員でお子様の受験に全力を尽くして頂けたら幸いです。



事務局 土屋雅俊