行動観察対策基礎

今週土曜日より年長時向け行動観察クラス(詳細は新着情報をご確認ください)が始まりますが,
今日は,行動観察対策におけるご家庭できる基本を書かせて頂きます。

行動観察対策においては指示行動(指示を的確に聞け、敏速に動けること)が重要になってきます。たちばなでは、日々のレッスンにおいて指示行動にかなりの時間を費やしております。

なぜなら・・・ 
繰り返し行動を行うことが必要だからです。

お受験の面接において、面接官が子供さんに日々の行動(好きなこと)などについて質問したりしますが、
子供とは、不思議なもので、実際に体験していないことや、抽象概念に対応できる能力とは限られているのです。
大人の就職面接等において、自分の趣味でないことを架空のストーリーを作り面接官の前でアピールするということは絶対に無理なのです。

繰り返し体験していることから創造力とは生まれないのです。
もちろん、面接官もすぐに気づきます。

少し脱線しましたが、繰り返し実践するということでご家庭でできること!

「お手伝い」の日課を課してください。お手伝いの内容として最初は朝刊を郵便受けからとってくるなどの単純作業でも構いません。
子供の場合、最初の数日は興味本位でお手伝いをしますが、数日経つにつれ、やらなくなったり、作業がおろそかになったりします。
毎日、1つ1つの作業が完璧にできるようになるまで繰り返し徹底して行わせることが重要です。

ご両親としましては、子供のお手伝いに関して共通認識をもってください。そのためにはご両親での話し合いをこまめにする必要がでてきます。
お仕事で子供に接する時間が短いお父様。仕事で帰りが遅くなったときや、疲れきっているときにおいても、
今日くらいお手伝いしなくてもいいだろう・・・とは思わずに、徹底的に同じ指示を出すよういしてください。

1つのお手伝いが完璧にできるようになったら、そのお手伝いからの応用を試みてください。
朝刊をとりにいかせる→夕刊をとりにいかせる→新聞と広告チラシを分類させる→古新聞回収日に指定場所に出しに行かせる・・・など。

最後に。お手伝いができたときには必ず誉めてあげるということは欠かさないでくださいね。

たちばなの行動観察クラス(授業)においては、授業の中ではもちろん、ご家庭で行っていただく、指示行動の手順について詳しくご指導いたします。是非一度お問い合わせください。

たちばな会講師室