お受験対策をこれから考えられる方、志望校選びの基準として何を重要視なさいますか

大学まで一貫教育で進学させたいから。公立の小学校に不安を感じるから。両親のいずれかが出身者である。など様々な事情がおありかと思います。
しかし、最も重要なことのひとつにご家庭の環境と学校の建学の精神が一致しているかを考えてみることが必要です。つまり、家庭の教育方針、子供の性格と学校の相性があうことです。

一部小学校の建学の精神を例としてあげます。

慶応幼稚舎では「独立自尊」を言っております。権威や慣習、常識に囚われず、己の良識と信念にのみ照らし合わせて、考え行動しようということです。早稲田実業では「去華就実」。実業の精神を育てると同時に、社会に多くの貢献をなしうる人格の育成を目指すというものです。東京女学館では「質の高い内容を楽しく学ぶ教科指導の改善」と女性リーダー育成のための教育として「英語」「すずかけ」「つばさ」の授業への取り組みを行っているようです。
私立小学校は建学の精神に沿うお子様を欲しがっています。授業内容も建学の精神を踏襲しております。
子供の性格と能力を親が的確に知らないと、小学校入試に失敗してしまいます。また、例え入学したとしても6年間辛い思いをされます。

過去の例をあげます。

ある女の子が名門女子校を目指していました。その女の子は非常に天真爛漫で自分の意見をはっきりと伝える子供さんでした。一方、学校のスクールカラーは、廊下で鈴を鳴らしても教室の中まで聞こえるほど静かにしていなくてはいけないというようなカラーをもっておりました。ひと目で落とされるだろうな!と思い慌てて、その学校と同日午後に試験のある学校を受験させました。結果は思ったとおり最初の志望校に落ち、後から願書を出した学校に合格しました。今ではそのお子さんは高校生にまで大きくなりましたが、そのまま合格した学校の付属大学まで進学したいと家族共々大ファンになっているようです。最初に願書を出した学校も後から願書を出した学校もどちらも名門校です。しかし、子供の性格にぴったりあっていないと、どんなに教育が素晴らしくても、その子供にとっては素晴らしい学校とは言えないのです。

たちばなの先生方は、編入試験を目指される方からも相談を受けたりしています。その理由には上記のように子供の相性と学校の相性があっていないというものがかなりあります。

志望校を選ばれる際の基準、「お子様の性格」と「学校の相性」の適合性は体験入学でじっくりとご相談させて頂きます。現在、土曜日と木曜日はほぼスケジュールが一杯になってきておりますがお早めにお問い合わせください。 たちばな会事務局