成蹊など。面接、行動観察対策。

今回は少し心理学的なことを

書きたいと思います.


メラビアンの法則というものがあります。メラビアンという心理学者が

人が誰かと初対面で会った時の印象を決定付ける要素を分析したものです。

相手方に与える印象の度合(比率)は

話の内容」が7%、「話し方」が38%、「ボディーランゲージ」が55%の割合であるというものです。

その学説はお受験界においても、97%を占める「話し方」と「ボディーランゲージ」のの意味での重要性は確かであります。

まず面接。受験のみならず、就職などにおいても面接3秒、30秒、3分の世界といわれます。

面接官は3秒で見出しなみをチェックし、30秒でお子さんの表情を確認し、3分でお子さん本人及び家族の背景像を作りあげていく。ということです。実際、ある学校においては面接時間が3分きっかりで話の途中でもベルがなり面接は終了してしまうようです。

3分じゃ話したいこと話せないじゃない!!と思うでしょう。

そうです。メラビアンの法則です。話の内容より、話し方、ボディランゲージを重視しているのでは??

面接だけではありません。行動観察系の試験においてもあてはまります。

例えば、過去、成蹊の試験においては、伸縮性のあるストローを組み合わせてピラミッドを組み立てさせるような試験が以前出題されたようです。(大人の私でも悩んでしまい半数以上のお子さんは達成できないかなり難しい試験です.


さて、この試験において、面接官は何を見ているのでしょう?



お子さんが器用に組み立てることができるか達成能力を見るということ。もちろんあります。

しかし見落としがちですが、作業工程におけるお子さんの表情・態度を試験官は見ているのです。

「目線」「声のトーン」「間合い」などからお子さんの意欲を計り印象づけているのです。

まとめですが、私が言いたいのは、「話の内容」を重視しなくてよいということではありません。

親の立場からすると、お子さんの受験に関わることにおいて、ペーパーなどの課題ができない場面に遭遇するとついつい苛苛してしまいますね。ですが、できない過程においても、お子さまが課題に向かって話したり、顔をしかめたり、黙々と向かう姿勢はとっても大事なんです。

そのプロセスを大事に尊重し、あきらめずに見守っていくことが大切なのです。

たちばな会の講師においても、一人一人お子様の課題に向かうプロセスを重視して受験対策を行い、お子様の成長を促進しています。

たちばな会 教育カウンセラー 土屋雅俊


追記:土曜日の月謝クラス(個別)はもうすぐ定員となります。もし、入学をお考えの方
   がいらっしゃいましたら、お伝え下さい。